これからの賃貸経営についての記事が掲載されていました。
 
賃貸住宅(マンション・アパート・ハイツ・借家・戸建賃貸) 
 を探されている人の中の約11%は借家・戸建賃貸を探しています。しかし現在、借家・戸建賃貸は、賃貸情報の中の約2,7%しか
 ありません。
 しかも、そ2,7%の内訳は80%が築30年以上。新築は、ほとんどありません。築30年以内の物件を探そうとすると、
1%の中から選ばなければいけないのです。
つまり、約11%の人が1%の物件の取り合いをしている訳です。良い物件が見つかるはずもなく、新築なんかあれば飛び付いてき
ます。と言う事は、家賃設定が相場より少々高くても需要はある訳です。
デメリットは1棟の入居率が0%か100%になる事です。ですが、これだけ需要があるデータが出ています。
借家・戸建賃貸が選ばれる理由
 貸す側からの、借家・戸建賃貸が選ばれる理由
 一般的に家族の暮らしは10年〜15年で変化していくと言われます。
ライフスタイルの変化や家族構成の変化、結婚、子供、お年寄りの問題。家族の成長や、家族構成の変化に応じて、
2世帯住宅としてしても使えたり、相続や、他の理由で、1棟のみの売却等の対応も可能です。住む側からの、借家・戸建賃貸
が選ばれる理由は子供がドタバタ走り回っても、下の階の人に気を使わなくていい 。
夜中の洗濯、トイレ、話し声、帰宅
・・・あかちゃんのいる家庭では、夜泣きで気を使いノイローゼに
・・・ペットを飼いたい。ガーデニングがしたい。駐車場が遠く雨の日に両手で荷物を持って
・・・近所付き合いが
・・・音や声で、上下左右の部屋の人に迷惑をかけたり、かけられたり。
他人の玄関の前を通って自分宅の玄関まで行かなくても良い。
郵便ポストが・・・プライバシーが守れる差が戸建の方が良い。他人に見栄がはれる。
上記のような理由で、借家・戸建賃貸が選ばれ
る人気の理由となっています。ただ、日本のこの世の中では、「賃貸住宅=マンション・アパート」という感覚が多く、「借家・戸建賃貸
の発想」が出てくるケースは少ないです。しかし、この先、少子化に加えて、過度なマンション・アパート。借りる側が選びたい放題に
なってくる時代になります。そこで、ある程度の  付加価値と、それに(それ以上に)似あう家賃設定とが出来なくては、空室だらけ
になっていく時代に突入します。そんな中、借家・戸建賃貸は、貸す側・借りる側のどちらにもメリットがある、合理的な土地資産活
用の例と言えるでしょう。

                       大家さんが知っておくべき空室対策3大原則

空室対策の秘訣は大きく分けて3つのポイントがあります。

  1. 空室になる原因を探り、適切な処置を施す。
  2. 入居者を連れてくる不動産業者の仕組みを理解し、そこに従事している人間の考えていることを知る。
  3. 入居者の考えていること、欲していることを知り、常に入居者の視点でマーケティングを行う。
  4. 医者が患者を診断し、薬を投与したり手術をしたりして、病から救うように、アパートも空室を診断し、原因を探りそれに対して適切な処置を施し経営を起ち直せることができるのです。 戻る

アパート経営について

満室にするための3つの募集条件とは

@相場に合わせた家賃と敷金・礼金の設定
A相場よりも若干多めの広告費
B担当者に対するキックバツク
現行の募集条件
・家賃は他者の相場並み
・広告費は1ケ月
・入居者がきまつてからリォーム
・物件自体の評判はあまりよくない
新規募集条件の変更(近隣の競合物件の入居状況の情報を集めて検討)
・家賃は他者相場並みマイナス1,000円〜プラス5,000円(1階はマイナス1,000円)普通階は0〜プラス2,000円
・広告費は2ケ月分(広告費は管理会社にではなく入居者づけをしてくれた業者に全額を渡す。
・敷金と礼金はともにゼロ
・全室クリーニング
・全室小型冷蔵庫新規導入
・個人キックバックを導入(1件につき2万円)
・ボロボロから見られる程度にリォーム
@前面がサビていた階段の塗装
Aシートがめくれていた廊下のシートの張替え
Bサビサビの自転車置き場の塗装
C放置自転車の除去
D放置バイクの除去
Eゴミ捨て場と化していたエントランスの清掃
などの最低限のリォームです。
3カ月で満室になりました。現在はどうでしょうか。大家さんの全員がこれと同じことをしたら条件が同じになり、また空室になる可能性があります。根本的な解決にならないような気がします。入居者づけのポイントは、管理会社や賃貸仲介業者に協力してもらえるかどうかにも影響はあります。
 またもっと大事なことは給配水設備は耐用年数は15年ですので15年経った給排水設備は老化が進み現在の設備について、入居者が満足する設備になっていないということです。台所の流し台とか浴槽・トイレ等がこれに該当します。毎年の不動産所得の10%は積み立てていれば交換できますが、生活費等で使われ積み立てがされていない大家さんは、取替えができないため入居者から敬遠されることとなり、空室状態になります。アパート経営は事業ですので、この点は大事なことです。15年前の設備と今の設備では機能が違います。パソコンでも3年経つと機能の面もよくなり、価額の面ではずいぶん安くなっているのと同じ考え方だと思います。今ではインターネットで調べてきていますので、上記@ABだけではないことに気がつくべきです。新築のアパートはすぐ入居者が居るのはこのような点ではないでしょうか。又家賃を下げるより広告費や部屋の設備などに投資することが、長期的には良いのではないでしょうか。

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