| 遺言書の種類 遺言書は極めて厳格な方式が定められていて、民法に定める方式に従ったものでな ければ、法律上、遺言としての効力を持たないことになっています。遺言の種類を まとめてみますと、下図のようになります。 |
遺言 普通方式・・・・・・・・ 自筆証書遺言 公正証書遺言書 秘密証書遺言書 特別方式・・・・・・・・ 危急時遺言書 死亡危急者遺言 船舶遭難者遺言 隔絶地遺言 伝染病隔離者遺言 在船者遺言 |
| 内容 | メリット | ﾃﾞﾒﾘｯﾄ | |
| 自筆証 書遺言 |
●遺言者が遺言の全て を自筆で書く方法 ●署名や遺言文、日付も自筆で行うこと ●押印が必要（実印の他、 認印でも可） |
①簡単に作成できる。 ②遺言内容の秘密が保てる ③費用がかからない |
①家庭裁判所での検認手続き が必要 ②方式不備で無効となる可能性 がある ③遺言者の紛失や他人による 隠匿、破棄の危険性がある |
| 公正証書遺言 | ●遺言者が遺言の内 容を 公証人に口述し、作成してもらう方法 ●立会いの承認が2人 以上 必要（相続人となる人 など は証人になれない） |
①公証人役場に保管されるので、紛失の心配がない ②家庭裁判所での検認手続きが不要 ③公証人が関与するので、 方式不備の心配がない |
①遺言の秘密が保てない ②多少の費用がかかる |
